
「Notion、便利そうだけど何だか難しそう…」
「解説サイトを見ても上級者向けばかりでよくわからない」
「アカウントは作ってみたものの、何にどう使えばいいか分からず、結局開かなくなってしまった…」
そんな経験、ありませんか?
実はそういう人多いんですよね。はい、僕もそうでした。
多機能すぎて、どこから手をつければいいのかサッパリ。真っ白なページを前に、ただただ途方に暮れるだけ…。
でも、ある一つの機能から始めたことで、僕のNotionライフは劇的に変わったんです。
それは 「自分だけのWebクリッパー」を作ること。
Webクリッパーというのは、ネットサーフィン中に見つけた「あとで読みたい記事」や「気になる商品ページ」そういった情報を、ボタン一つでどんどんNotionに保存できる機能の事。
たったこれだけで、Notionが最強の情報収集基地に変わるんです。
今僕は、アイデア・メモ・タスク・日記など、すべての情報をNotionに記録して、めちゃくちゃ使い込んでいます。そのきっかけが「Notionで作るWebクリッパー」から始まりました。
この記事では、かつての僕のようにNotionの前で立ち尽くしている人に向けて、最初の一歩として「Webクリッパー」を作る方法を解説します。びっくりするくらいめちゃくちゃ簡単に作れますよ!
この記事でわかること
- なぜNotionの第一歩が「Webクリッパー」だと最高なのか
- スマホとPCで、今すぐできるWebクリッパーの具体的な設定方法
- Webクリップがあなたの情報収集をどう変えるかという驚きの効果
- Notionをもっと楽しむための次のステップ
なぜ最初のステップが「Webクリッパー」なのか?
「多機能なNotionなのに、なんで最初はWebクリップなの?」
そう思うかもしれません。でも、これには明確な理由があるんです。
それは、「とても簡単に作れるから」と、もうひとつは実用的で「情報収集のハードルを極限まで下げる」ことができるから。
今の時代、スマホやPCを見ていると、本当にたくさんの情報が流れてきますよね。「この記事、面白そうだけど今は時間がないな」「このガジェット、後で詳しく調べたいな」なんて思うことが一日に何回もあるはず。
でも、その情報をどうしてますか?
- とりあえずブラウザのタブで開きっぱなしにして、気づいたら何十個も溜まってる
- ブックマークに入れてみるけど、後から見返すことがない
- 自分宛にLINEやSlackで共有するけど、他のメッセージに埋もれて忘れてしまう
これ、全部僕がやってた失敗です(笑)。
Webクリッパーは、この「とりあえず取っておきたい」という情報を、一つの場所に、めちゃくちゃ簡単に集約できるのが最高なんです。難しい整理は後でいい。「気になったら、即クリップ」。この手軽さが、情報収集の習慣化に繋がるんですよ。
まずは「情報を貯める」という成功体験を積むこと。これが、Notionと長く付き合っていくための、何よりの秘訣だと僕は思っています。
超かんたん!3ステップで自分専用Webクリッパーを作る
お待たせしました!ここからは、実際にWebクリッパーを作る手順を解説していきます。本当に驚くほど簡単なので、ぜひ僕と一緒に手を動かしながら読み進めてみてください。
ステップ1: すべての情報の受け皿「データベース」を作る
まずは、クリップした情報を保存しておくための「データベース」をNotion上に作ります。難しく聞こえるかもしれませんが、要は「表」を作るだけです。
新規ページを作成:
Notionを開き、左上の「新規ページを作成します」ボタンから「ページ」をクリックします。
ページに名前を付ける:
作成したページに「Webクリップ」など名前を付けておきましょう。
データベースを選択:
ページの本文のところで /
(スラッシュ) を入力し、出てきたメニューから テーブルビュー データベース
を選択します。
新規データベースを作る:
出てきたメニューで「新規の空のデータベース」を選択します。
データベースの名前を付ける:
データベースにも名前を付けておきます。Webクリップする時にはこの名前を目印にするのでわかりやすい名前にしましょう。ここでは「web-clip_DB」としましたが何でもいいです。
プロパティを設定する:
最初からある「名前」の他に、いくつか項目を追加しましょう。これが後々、情報の整理にめちゃくちゃ役立ちます。
1. 名前 (Title):
クリップしたページのタイトルが自動で入ります。これは最初からあるのでそのままでOK。
2. URL (URL):
クリップしたページのURL。列の「+」ボタンを押し、プロパティの種類で「URL」を選びます。
3. タグ (Multi-select):
「ブログネタ」「ガジェット」「レシピ」「仕事術」など、後から自分で分類するためのタグです。プロパティの種類は「マルチセレクト」がおすすめ。
- +マークの「プロパティを追加」をクリック
- 「Tags」をクリック
- プロパティに作成された「Tags」をクリック
- 名前を「タグ」に変更
- 「種類を変更する」から「マルチセレクト」を選択。
4. クリップした日 (Date):
情報を取り込んだ日付も記録できるようにしましょう。プロパティの種類で「作成日時」を選ぶと、自動で記録されて便利です。
たったこれだけ!
どうです? これだけでもう、自分だけの情報基地の骨格が完成したんですよ。ワクワクしてきませんか?
いや、これだけ!ってめちゃくちゃ多いやん。。。と思ったかもしれません。手順ごとに説明を書いたので、やることが多そうに見えますが、やってみれば簡単だと思います。ゆっくりと落ち着いてやれば必ずできます。
余白の設定
さて、Notionの初期設定では画面の余白が大きいので、この余白も調整していきます。
- 画面右上の三点リーダーメニューの「スタイル、エクスポートなど」をクリック
- 「フォントを縮小」「左右の余白を縮小」をオンにしておきます。
これでだいぶ見やすくなったと思います。
今出来たのがこちらです!
どうですか?ここにどんどんクリップしたデータが「自動」で入るようになります。
お好みで、上部のメニューで、アイコンやカバー画像を追加することもできますよ。
/
(半角スラッシュ) を入力すると、様々なメニューが出てきます。これを覚えておくだけでNotionがかなり使いやすくなりますよ。失敗してもNotionは壊れないので、いろいろ試してみましょう。触れば触るほどいろいろわかってくると思います。ステップ2: スマホからサクッとクリップしてみる
データベースができたら、早速スマホからWebページをクリップしてみましょう。あまりの簡単さに、きっと声が出るはずです。
【iPhone/Android共通】
- クリップしたいページを開く: SafariやChromeなど、いつも使っているブラウザで、気になる記事やページを開きます。
- 「共有」をタップ: 画面の下や上にある「共有」アイコンをタップします。
- Notionを選択: 共有先アプリの一覧から「Notion」を選びます。(もし見当たらなければ、「もっと見る」や「…」から追加してください)
- 保存先データベースを選ぶ: 「追加先」という項目をタップし、先ほど作成したデータベースを選択します。
これだけです!
「え、本当にこれだけ?」って思いませんか?
そうなんです。これだけで、あなたが気になったWebページが、先ほどのデータベースにどんどん保存されていきます。さぁ、さっき作ったデータベースを見に行ってください。データが自動で入っているはずですよ^^
これで、電車の中、休憩時間、寝る前のちょっとした時間…。スマホを触っている時に出会った情報を、これからは逃さず自分のものにできるんです。
ステップ3: PCでの情報収集が爆速になる「Save to Notion」
PCでの作業中や調べ物中に見つけた情報も、もちろんクリップしたいですよね。そんな時に絶大な威力を発揮するのが、公式のChrome拡張機能 「Save to Notion」 です。
- 拡張機能をインストール: まずはChromeウェブストアから「Save to Notion」を検索して、お使いのブラウザに追加します。
- ワークスペースに接続: インストールしたら、拡張機能のアイコンをクリックして、自分のNotionワークスペースにログイン・接続します。
- 保存先フォームを設定: 拡張機能の設定で、「Add to」の項目を先ほど作ったデータベースに設定します。これで、ワンクリックでそのデータベースに保存されるようになります。
設定が完了したら、あとは簡単。
PCでWebサイトを見ている時に「これだ!」と思ったら、ブラウザの右上にあるNotionアイコンをクリックするだけ。
スマホと同じように、ページのタイトルやURLが自動で入力された状態で、あなたのデータベースに情報がストックされていきます。もう、大量のタブを開きっぱなしにする必要はありません。
クリップした情報を確認する感動を味わおう
さて、スマホやPCからいくつかWebページをクリップしてみましたか?
では、先ほど作成したNotionのデータベースをもう一度見てみてください。
どうでしょう…!
あなたがクリップしたページが、一行一行、まるで魔法のように追加されているはずです。タイトルとURLは自動で入力され、クリップした日付も記録されている。
しかも、これ、単なるURLのブックマークではないんです。プロパティの「名前」のところに「開く」というボタンが出るので、クリックしてみると……、ページのコンテンツそのものが保存されているんです。
これ、すごくないですか!?
最初はただの空っぽの表だったのに、今やそこは、あなたの興味・関心が詰まった「自分だけのライブラリ」の入り口です。
そして、ここからがNotionの真骨頂。
例えば、「タグ」プロパティ。クリップした記事に「ブログネタ」「AI」「ガジェット」といったタグを付けてみてください。後から「ブログネタになりそうな記事だけ見たいな」と思った時に、フィルター機能を使えば一瞬で絞り込めます。
URLをコピペして、タイトルをメモして…なんていう面倒な作業はもう不要です。ただ「共有」→「Notion」を押すだけ。この体験は、一度味わうと本当に戻れません。情報収集の概念が変わる、と言っても大げさじゃないくらいです。
【応用編】Webクリッパーから広がるNotionの世界
Webクリッパーに慣れてきたら、あなたはもう立派なNotionユーザーです。ここからは、さらにNotionを楽しく、便利にするための応用編を少しだけご紹介します。
次におすすめしたいのが、「読書管理データベース」を作ること。
Webクリッパーと同じ要領で、新しくデータベースを作成します。今度は、以下のようなプロパティを追加してみましょう。
- 書籍名 (Title)
- 著者 (Text)
- カテゴリ (Select): ビジネス、小説、技術書など
- ステータス (Select): 未読、読書中、読了
- 評価 (Select): ★1〜★5
- 表紙 (Files & media): ここに本の表紙画像をアップロードします
そして、データベースのビューを「テーブル」から 「ギャラリー」に変更してみてください。
するとどうでしょう。
あなたが登録した本の表紙画像がズラリと並び、まるで自分だけのオンライン書店や本棚のような見た目に!これは、めちゃくちゃ所有欲が満たされるので、本当におすすめです。
試しに、さっき作成したWebクリップのデータベースに、ギャラリービューを追加してみてください。
やり方は簡単で、データベース名(今回だったらweb-clip_DB)の横の+マークをクリックすると、新規ビューを選べるので「ギャラリー」を選ぶだけ。そうすると、これまでに貯めたデータの画像がカード形式で並びます。これも楽しいですよね。
さらに慣れてきたら、データベース同士を繋ぐ 「リレーション」という機能に挑戦するのも面白いですよ。例えば、「著者」データベースを別に作って、読書管理データベースとリレーションで繋ぐ。そうすれば、「この著者の本、他に何読んだっけ?」というのが一瞬で分かるようになります。
Webクリップという小さな一歩から始めたのに、気づけば自分のあらゆる情報がNotionに集約され、有機的に繋がっていく。この感覚こそ、Notionの最大の魅力なんです。
まとめ:さあ、あなただけの「情報基地」を育てよう
今回は、Notion初心者が最初の一歩でつまずかないための「自分だけのWebクリッパー構築術」をご紹介しました。
要点をまとめると…
- まずはデータベースを作る: 情報を貯めるための受け皿を用意しよう。
- スマホとPCからクリップ: 「共有」や拡張機能で、気になった情報をどんどん放り込もう。
- 貯まるのを楽しもう: 自分だけのライブラリが育っていく感覚を味わおう。
- 次のステップへ: 慣れてきたら読書管理など、他のデータベースにも挑戦してみよう。
Notionは、確かに多機能です。でも、それは「難しい」ということではなく、「何でもできる」という可能性の裏返しなんですよね。
最初から完璧なシステムを作ろうとしなくて大丈夫。まずはこのWebクリッパーから始めて、「お、便利じゃん!」という小さな成功体験を積み重ねていくことが何より大切です。
その一歩が、あなたの情報整理術を、そして日々の生産性を、劇的に変えるきっかけになるはずです。
さあ、あなたも今日から、自分だけの最強の情報基地を育ててみませんか?
(個人的には、Notionに手書き機能が実装されたら、もう他のツールは何もいらなくなるのになぁ…と密かに期待しています。最高だと思いませんか?)
おすすめの書籍
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なぜおすすめなの?
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