あなたの価値は「ググった時間」でできている。未来の資産に変える「解決メモ」の魔法

「うわー、なんで動かないの…」

新しいソフトの初期設定や、プリンターの接続。突如として現れるエラー表示や、うんともすんとも言わない画面。あなたも一度ならず、こんな経験はありませんか?

説明書を読み返し、ネットで解決策を探し回り、何時間もかけてやっとの思いで問題を解決する。あの瞬間、僕らはつい「ふぅ…やっと解決できた。」と、すぐに別の作業へ移ってしまいがちです。

僕もそうです。つい、次のことへ進んでしまいますよね~。

でももし、ほんの5分だけ、その時の解決の過程をメモに残しておいたらどうなるでしょう?

結論から言っちゃいますが、そのメモが、未来のあなたを救い、さらにはあなたの評価をグッと上げる「最強の資産」に化けるんです。

いやーマジで。この話、これから自分の力で稼いでいきたいと思っている方や、今の職場で「頼れる人」になりたいと思っている方には、とくに聞いてほしい。

この記事では、僕が「解決メモ」に救われ、そしてその価値を確信した実体験を語っていこうと思います。

この記事でわかること

  • なぜ「面倒なメモ」が将来の自分を助けるのか
  • 苦労した経験を「価値」に変える簡単な記録のコツ
  • メモが周りの人や自分にもたらす驚きの効果
  • 今すぐ始められる「未来の自分を救う」メモの習慣


あの日の僕を助けたい。パソコン設定でハマった地獄の時間と、一筋の光

暗い部屋でプリンターが動かず、パソコンのエラー表示に頭を抱える人物

あれは先週のことでした。新しいプリンターをパソコンに繋ごうとしていたんです。いつものように説明書通りに進めているはずなのに、なぜか「プリンターが見つかりません」のエラーが。

もうね、この手のエラー、見ただけでため息が出ません?「はいはい、またか」と軽く考えていた僕が甘かった。パソコンを再起動したり、ケーブルを抜き差ししたり、ネットで見つけた対処法を片っ端から試すも、なぜか解決しない。

「なんでだよ!」

気づけば、1時間、2時間と時間がどんどん過ぎていく。正直、めちゃくちゃ焦りました。他にやりたいこともたくさんあるのに、プリンター設定ごときでこんなに時間をムダにするなんて…。

半ば諦めかけていたその時、ふと目にした個人のブログ記事の片隅にあった、ある設定方法。「まさかな…」と思いつつ、藁にもすがる思いで試してみると…動いた!何事もなかったかのようにプリンターが動いて印刷完了。

問題の原因はかなりレアケース。通常ではなかなかあり得ないことが起きていて、解決までに時間がかかってしまったんです。

ともあれ、無事に解決したことにホッとして、次の作業に移ろうと思ったのですが、僕はそこでふと思ったんです。「これ、絶対また忘れるな」と。

そして将来同じ問題で困るであろう未来の僕自身のために、そしてもしかしたら誰かのために、パソコン画面のスクリーンショットを撮り、解決策のキーワードを簡単にメモしておきました。

正直面倒でしたよ。でもこの時の「面倒だけど、メモっておこう」が、数日後に劇的な形で僕を助けてくれることになるなんて、この時は知る由もなかったんです。

感謝された日。5分のメモが5分で仲間を救った話

同僚にスマホのメモを見せて感謝され、笑顔で解決策を教える人物

数日後、フリーランス仲間のチャットが少しザワついていました。新しくメンバーに入った人が、僕とまったく同じ「プリンターが見つからない」問題でハマっていたんです。彼の悲痛な「誰か助けてください…」というメッセージを見て、僕は思い出しました。

「あ、それ、僕が先週通った道だ」

僕はすかさず、先日書き残したメモとスクリーンショットを彼に送りました。

「〇〇さん、これ試してみてください。僕も同じ問題でハマったんですけど、この手順で解決できましたよ!」

彼がその手順を試すのにかかった時間は、わずか5分。あれだけ苦しんでいたのが嘘のように、彼のパソコンで起きていた問題が解決したと喜びの報告が。

チャットに通知が来ます。

「うわー!すごい!〇〇さん、神です!ありがとうございます!マジで助かりました!」

いやぁ、大げさだとは思いつつも、悪い気はしないですよね(笑)。でも、僕がやったことと言えば、先人がネットに残してくれた解決策を、未来のために「分かりやすく整理」しておいただけ。 それも、たった5分のメモ作業で。

この時、僕は確信したんです。僕らが日々直面する「エラー」や「問題」は、解決した瞬間にただの過去の苦労話になるんじゃない。ちゃんと記録しさえすれば、それは未来の誰か(そして自分自身)を救う「価値ある情報資産」になるんだ、と。

エラーが起きたらラッキーとは言いすぎですが、この世界のどこかで同じエラーで途方に暮れている人にとって、あなたの解決した道は必ず役立ってくれます。

なぜ僕らはメモを取らないのか?そして、なぜそれが間違いなのか

メモを取らずに忘れてしまう脳と、メモによってアイデアを記録している脳の対比

でも、分かります。分かっているけど、できないのがメモなんですよね。なぜ僕らは、あれほどメモをサボってしまうんでしょうか。

  • 「面倒くさい」が勝つ:
    とにかく、目の前の問題を早く終わらせたい。記録という「寄り道」が億劫に感じる。それに解決に費やした時間を取り戻したいという思いも。
  • 「自分は忘れない」という過信:
    あれだけ苦労したんだから、忘れるわけがない。そう思っていても、1週間もすれば綺麗さっぱり忘れているのが人間です。はい、それ僕ですw
  • 「完璧な記録」を目指しすぎる:
    どうせなら綺麗にまとめたい、という気持ちが逆にハードルを上げてしまい、結局「また今度でいいや」となる。

きっとこんな気持ちですよね~。でも、先ほどの僕の体験みたいに、あの簡単なメモとスクショが仲間を救い、僕の評価を少しだけ上げてくれました。完璧なレポートなんていらないんです。

未来の自分が「あー、これこれ!」と思い出せる、最低限のキーワードと結果さえあればいい。

その小さな一歩が、数時間、場合によっては数日という時間を節約してくれるとしたら、どうでしょう?やらない手はないと思いませんか?

これから自分の力で稼ぎたい人へ。「記録」が最強の武器になる理由

記録という資産を武器に、自分の力で成功への道を歩む人物のイメージ

とくに、これから自分の力で仕事をしていきたいと考えている方にとって、「記録するスキル」は、専門知識と同じくらい重要な武器になります。

なぜなら、あなたは常に「自分」というブランドを育てていくことになるからです。

  1. 同じことを、もっと速く:
    お客さんから「以前のあの設定、もう一度お願いできますか?」と言われた時、正確な記録があれば前回よりずっと速く同じ品質のサービスを提供できます。これは信頼に直結します。
  2. 経験を使いまわせる:
    ある仕事で得た知識や解決策を記録しておけば、別の仕事で似たような問題に直面した際に、即座に応用できます。これは、作業のスピードを劇的にアップさせ、より多くの仕事をこなす力になります。
  3. 「あなただけの価値」を証明できる:
    あなたが日々蓄積した「生きた」トラブル解決の記録は、他の誰にも真似できない、あなただけのノウハウ集です。新しいお客さんとの話の場で「私はこれだけの問題を解決してきました」と具体的な記録を示せれば、それはどんな経歴書よりも雄弁にあなたの価値を物語ってくれるでしょう。

誰かが作った手順書に頼るのではなく、自分自身でその「秘伝の書」を作り上げていく感覚です。

まとめ:未来の自分への最高のプレゼント、それが「解決メモ」

今回の記事ではプリンター・エラーのお話でしたが、パソコンを使った仕事って、日々さまざまな問題に直面しますよね~。

たとえば、「Error: permission denied」とか。見ただけでため息出ちゃう例のヤツです。「はいはい、権限ね、権限」それで、sudoをつけたり、フォルダの権限を変えたり、ググって出てきた対処法を片っ端から試すも、なぜか解決しない。これで、どんどん時間が溶けていく。

でもそれって、ほかの誰かもやっぱり同じ道を辿ったりするんですよね。

だから、あなたが今日直面したそのエラー、その面倒な問題は、未来の誰かへの「贈り物」です。 もちろん自分を含めてね。

解決したその瞬間に、5分だけメモに時間を使ってみてください。

  • 何に困ったのか? (例:「プリンターが繋がらない」)
  • 何を試してダメだったのか? (例:「再起動、ケーブル抜き差し」)
  • 最終的にどうやって解決したのか? (例:「〇〇の設定画面で、△△をした」)

この3つを書き残すだけでいい。スマホで写真を1枚撮って、そこにメモを書き加えるだけでもいいんです。

(僕は「ひとりdiscord」に「自分リリースノート」というサーバーを作ってメモを残してます^^)

その小さな習慣が、1か月後、1年後のあなたを、そしてあなたの周りの人々を救うことになります。面倒な作業が、知らないうちにあなたの評価を、価値を高めてくれる。

「面倒だけど、メモっておこう」

このひと手間が、あなたの仕事や日々の生活を、より豊かで、より確かなものにしてくれるはずです。ぜひ「解決メモ」始めてみてください。みんなで面倒がって楽しみましょうw

トラブル解決メモの重要性と、書籍紹介

身の回りで起きたトラブルを自分で乗り越えた経験は、メモしておくことで未来の自分や他者を助ける知恵となります。そんな「問題解決力」「メモ術」「気づき記録」にぴったりな、おすすめ書籍を紹介します!日々のトラブル解決や学びを「記録する」を習慣化することで、自分にも周りにも役立つ知恵を残せます。気になったら、ぜひ一度手に取ってみてください。

工藤メモ 「変化に気づく、人を動かす」最強の習慣
「工藤メモ」は現場で書き続けてきた経験がベースで、日常の気づきを習慣化することで自分と組織が変わるプロセスを体感できます。プロ野球監督が現場で実践する「気づき記録」と書く習慣。失敗→気づき→習慣化という成長のリアルな軌跡が、解決プロセスの力を教えてくれます。

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