
「高いけど、本当に元は取れるんだろうか…?」
LogicoolのMX Keysを前に、誰もが一度は思うことじゃないでしょうか。僕もそうでした。しかし、2021年から4年間、ほぼ毎日このキーボードを使い倒してきた今、断言できます。
結論:MX Keysは、高価ですが長期的に見れば圧倒的にコスパが良く、間違いなく「買って正解」の投資でした。
この記事は、単なる製品レビューではありません。5,000円のキーボードを半年に一度買い替える「安物キーボードの機種変スパイラル」から僕を救い出してくれた、MX Keysとの4年間の軌跡です。
もしあなたが、
- 何度もキーボードを買い替えるのにウンザリしている
- 高価なキーボードへの投資に一歩踏み出せない
- 最高の作業環境を手に入れて、本気で生産性を上げたい
そう考えているなら、僕の体験談が、あなたの背中を押す最後のひと押しになるはずです。
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購入前の僕|安物キーボードの“機種変スパイラル”
今でこそMX Keysを絶賛する僕ですが、以前は完全な安物キーボードユーザーでした。
3〜6ヶ月で壊れるキーボードとの戦い
当時は5,000円クラスのキーボードとマウスを愛用(?)していました。しかし、毎日のブログ執筆や画像編集で酷使するためか、早ければ3ヶ月、長くても半年で必ずどこかが壊れるんです。チャタリングが起きたり、特定のキーが反応しなくなったり…。キーを叩くのが強すぎるのかな?
その度に「またか…」とため息をつきながら、ビックカメラやヨドバシで新しいキーボードを探す日々。そのたびに、ロジクールの高級モデルが候補に上がるけれど、「キーボードに1万も2万も出せないよなぁ」と選択肢から外していました。
メカニカルキーボードでの痛恨の失敗
「どうせ買うなら、一度は良いものを」と、憧れだったメカニカルキーボードに手を出したこともあります。僕が買ったのは赤軸だったけど、カチカチという打鍵音が心地よかった。でも……、僕にとってはストロークが深すぎたのか、なぜかタイプミスが激増。文章を打つスピードが明らかに落ちてしまいました。タイプミスしまくる自分が嫌になったり。
追加でパームレストを買ったりして、使いやすくなるように工夫してみたのですが、僕のタッチとは合わないキーボードを買ってしまったようです。
それでも、数か月は我慢して使おう、そのうちに慣れるかも。と思ったのですが、どうしても慣れず、2週間後にはもうヨドバシに走っていたのです。
MX Keysとの運命的な出会い、そして決断
そこでキーボード売り場で出会ったのが、LogicoolのMX Keysのサンプル機です。そう、いつも機種変時に、候補に上がるも価格で断念していたMX Keysです。憧れていたけれど、いつも横目で見ているだけで触れたことはなかったんですよね。
だけどその日は、何気なく触れて文章を打ってみた瞬間、衝撃が走りました。
「な、なんだこれ…!?」
- 指に吸い付くようなキータッチと、絶妙な反発力。
- 意識せずとも、スラスラと打てる。ミスタイプがない。
- まるで自分の手のために作られたかのような操作感。
ヤベーよ、これ。
完全に一目惚れでした。しかし、値札を見て愕然とします。いや、それ毎回の事なんですけどね……。マウスとセットで4万円に迫る価格。「無理だ、高すぎる」。一度はその場を離れましたが、あの感動的な打鍵感が頭から離れません。
数十分、ヨドバシの中をウロウロと歩き回り、テレビ売り場の前で立ち止まるけれど頭の中にはMX Keys。冷蔵庫を開け閉めしてみるものの、見えているのはMX Keys。イヤホン売り場に立ち寄るも、頭の中に聞こえてくるのはMX Keysの打鍵音。買うつもりもない炊飯器の前でMX Keys……。
悩んだ末、僕はレジに向かっていました。「これは消耗品じゃない、仕事道具への投資なんだ」と、自分に言い聞かせて。

【実証結果】4年間、毎日8時間酷使したMX Keysの今
そして4年が経過した現在。あの日の僕の判断は、正しかったのでしょうか?
驚異の耐久性:故障ゼロ、ノートラブルの実績
まず驚くべきは、その耐久性です。
- 使用期間: 2021年2月〜現在(約4年間)
- 平均使用時間: 毎日最低でも6時間以上。
- 主な用途: ブログ執筆、文章執筆、Web制作、プログラミング、画像編集
- メンテナンス: 時々、カメラ用のブロアーでホコリを飛ばす程度
これだけのヘビーユースにもかかわらず、一度も故障や不具合は起きていません。 チャタリングも、無線の遅延も、体感ゼロ。電源を入れれば即座に接続され、ストレスなく作業を開始できます。
というか、この記事書きながら領収書を見て「え?もう4年も!」と僕自身が驚きました。だって、全然ヘタリがないですよ。キーの反発も十分あるし、キートップも剥げてないし。もちろん傷もない。多少の汚れはあるけど拭けば落ちる程度。製品の品質がとても良いよね。
革命的だったタイピング体験
MX Keysがもたらした恩恵は、耐久性だけではありません。
- タイプミスほぼゼロ:
大げさではなく、本当にこれくらい減りました。キー中央のくぼみが指を自然に中央へ導いてくれるため、意識しなくても正確なタイピングが可能です。 - 疲労感の劇的軽減:
浅いのにしっかりとした打鍵感のおかげで、1日中タイピングしても指や手首が疲れません。ホント気持ちいいんだ。
そうそう、今まではテンキーレスの小さめのキーボードを選んできたけれど、今回はフルキーボードを買いました。なぜかというと、どうせならフルスペックの機能を使いたいと思って。購入前に懸念していた、「マウスが遠くなるんじゃないか問題」は杞憂でした。テンキーレスより使いやすい。フルサイズキーボードを買ってよかったと思います。
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作業効率を爆上げした、もはや“チート”な機能たち
MX Keysは、ただ打鍵感が良いだけのキーボードではありません。作業効率を根底から変える、強力な機能が満載です。この機能が欲しくてロジクール製品を買うって人も多いんじゃないかな?
ゲームチェンジャー機能 TOP3
- 自動バックライト:
深夜の作業中、キーボードに手を近づけると「ふわっ」とバックライトが点灯。これが本当に賢い。集中力を妨げない絶妙な明るさで、暗闇でもスムーズなタイピングをサポートしてくれます。 - マルチデバイス切り替え(Easy-Switch):
ボタン一つで、PCとiPad、スマホなどを瞬時に切り替え。ブログをPCで書きながら、参考資料をiPadで確認する、といった作業が驚くほどスムーズになりました。 - Logicool Flow:
対応マウスとの組み合わせで、2台のPC間をカーソルが自由に行き来し、ファイルのコピペまで可能に。めちゃくちゃ助かる。もはや魔法です。
開封してすぐに、キーマッピングなどの細かい設定なしで完璧に使える。この完成度の高さも、ロジクールの凄みを感じる部分です。
【コスパ分析】数字で見る、MX Keysの真の価値
「でも、やっぱり高いじゃないか」という声が僕の頭の中でこだましてます。そうなんですよね。やっぱりいつまで経っても「高価なキーボード買っちゃった」という感覚が抜けきれないんですよね。そこで、今回は数字で比較してみようと思います。僕がもしMX Keysを買わずに、5,000円のキーボードを買い替え続けていたら…?
比較項目 | 安めのキーボード | MX Keys |
---|---|---|
初期費用 | 5,000円 | 20,000円 |
買い替え頻度 | 6ヶ月に1回 | 4年間なし |
4年間の買い替え回数 | 7回 | 0回 |
4年間総額 | 40,000円 | 20,000円 |
年間コスト | 10,000円 | 5,000円 |
驚くべきことに、4年間の総額では、MX Keysの方が20,000円も安く収まっているのです。しかもこれ、故障知らずの「今の時点」でですからね。この先コスパはもっと良くなっていくわけです。初期投資は高くとも、年間コストで見れば半額。これこそが「高価でも結果的にコスパ最強」の正体です。
さらに、故障による作業中断のロス、新しいキーボードを探し、購入し、設定する手間とストレス…。これらの「隠れたコスト」を考えれば、その差はさらに広がります。
4年間で見つけた、MX Keysの“唯一”の欠点
正直に言います。4年間使ってきて欠点を探しましたが、見つかりませんでした。
もちろん、人によっては「重くて持ち運びには向かない」「傾斜角度が調整できない」といった点が気になるかもしれません。しかし、これらはデスクに据え置いて使うという前提と、その圧倒的な安定性のトレードオフです。
強いて、本当に強いて「欠点」を挙げるとすれば、初期投資への「心理的なハードル」の高さでしょう。やっぱり最初に出ていくお金が大きいですから。しかし、それすらも使い始めた1週間後には、「なぜもっと早く買わなかったんだ」という後悔に変わっているはずです。
MX Keysは、どんな人におすすめか?
僕は超お気に入りになっているMX Keysですが、僕の経験から、以下のような人には「絶対買うべき」だと断言します。
- 毎日2時間以上PCで作業する人
- 文章作成やプログラミングが主な業務の人
- 「安物買いのスパイラル」から本気で卒業したい人
特に、ブロガー、ライター、プログラマー、デザイナーといった職業の方々にとって、MX Keysは生産性を飛躍させる最高の投資となるでしょう。僕のブログを読んでくださっている「フリーランスに興味のある人」なら、MX Keysは絶対におすすめですよ。
MX Keysシリーズ比較
MX KEYSは、MX Master 3などと共に、「ロジクールMX MASTERシリーズ」というグルーピングがされている製品なんですが、MX KEYSには兄弟機が存在します。僕の使っているMX KEYSの新型のフルサイズキーボード「MX Keys S」とテンキーレスキーボード「MX Keys Mini」があります。
僕も以前はテンキーレスばかり使ってきましたが、デスクに置けるスペースがあるならフルサイズおすすめですよー。
製品名 | 特徴 | 価格帯 | おすすめな人 |
---|---|---|---|
MX Keys S | フルサイズ、テンキーあり。最新モデル。 | 約2万円 | 表計算や数値入力が多く、最新機能を求める人 |
MX Keys Mini | コンパクトなテンキーレスモデル。 | 約1.8万円 | ノートPCがメインで、デスクを広く使いたい人 |
※僕が4年間使っているのは、旧モデルのMX Keysです。
まとめ:MX Keysは、僕の人生を変えた最高の投資だった
4年前、悩んで悩んで購入したMX Keys。それは、僕の仕事環境から「ストレス」という言葉を消し去り、計り知れないほどの時間と集中力を生み出してくれました。
年間5,000円で、この快適な作業環境が手に入る。そう考えれば、これほど安い買い物はありません。
それに「モノとしてかっこいい。MX Keysを持っているという満足感」がすごいし、気分が高揚します。手元にあるだけで幸せな気持ちになるし、本当に良い買い物をしたと見るたびに思う。見るたびに『いいなあ』って思えるものってなかなかないと思うんですよね。それが、自分の生活を支えてくれている「道具」でそう思えるってとても幸せだなと感じます。
もしあなたが、かつての僕のようにキーボード選びで悩み、迷っているのなら、MX Keysいいですよー。いやーホント良いんですよこれ。家電量販店で実機に触れてみてください。そして、その指が感じた感動を信じてください。4年後のあなたは、あの日MX Keysを選んだ自分に、きっと感謝しているはずですから。
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