【Windows 11】背景切り抜き&不要物除去が超便利「フォト」アプリの画像編集が驚くほど進化してた!

「ブログに載せる写真、もうちょっとだけ明るくしたいな…」
「SNS用のプロフィール写真、背景の生活感をサクッと消せたら最高なのに…」
「この集合写真、端っこに写り込んじゃった人だけ消したい…!」

そんな風に思ったこと、ありませんか?

正直に言うと、僕は毎日思ってます(笑)。

僕のやってる画像編集って、やりたいことはブログのアイキャッチ作成とか、本当に「ちょっとしたこと」だったりするんですよね。でも、そのためだけに高機能な画像編集ソフトをわざわざ立ち上げるのって、正直めちゃくちゃ面倒じゃないですか?

ソフトの起動を待って、写真を開いて、たくさんのメニューの中から目的の機能を探して…。簡単な修正に5分も10分もかかってしまうと、だんだんやる気がなくなってしまいます。

なので最近はWebツールで済ませてしまう事が多いのですが、僕がよくやっている画像編集は、Google Pixelの消しゴムマジックみたいに、不要なモノを消す「スポット修正」とか、背景を削除したいとかそういうもの。

これ以上の事をするならPhotoshopを開いた方が早いし、逆にこうした事以外ならCanvaで十分。でもこうした「スポット修正」とかの機能って有料になっているサービスが多くなってきたんですよ。

なので「もっと手軽に、直感的に画像を加工できるツールはないものか…」と探し続けてきました。有料ソフトも試したり、海外のよくわからないフリーソフトを入れてみたり…。

でも、灯台下暗し、とはこのこと。結論から書いちゃいますが、その悩み、Windows 11に標準搭載されている「フォト」アプリが、すべて解決してくれました。

いやぁ、正直ナメてました。以前にフォトでの編集を使った時も、手順が多かったり複雑だったりしたので、それなら慣れているPhotoshopの方が早いわ!とか思っていたんですよ。

でも、ある日、新しくなったフォトを何気なく触ってみたら、その進化に驚いたんですよ。「え、これはかなり使えるじゃん…」って。最近のブログのアイキャッチや挿絵の編集はもうほぼほぼWindows11のフォトでやってます。

この記事では、そんな僕が驚いたWindows 11「フォト」アプリの、めちゃくちゃ使いやすくなった編集機能について、その魅力と具体的な使い方を語っていこうと思います!

この記事でわかること

  • Windows 11「フォト」アプリの基本的な使い方
  • まるで魔法!不要なモノを消す「生成消去」機能の凄さ
  • ワンクリックでプロ級の仕上がり!「背景編集」機能の活用法
  • 知っていると差がつく!その他の便利な編集機能

まずは「フォト」アプリの基本をおさらい

本題に入る前に、まずは「フォト」アプリの基本について少しだけおさらいさせてください。

多くの方が、Windowsの「フォト」アプリを、撮影した写真やダウンロードした画像を閲覧するための「ビューアー」だと思っているはずです。もちろん、その役割がメインであることは間違いありません。サムネイル表示は高速だし、ダブルクリックすればすぐに画像が立ち上がる。基本的な動作は非常に軽快で、ビューアーとしてとても優秀です。

しかし、Windows 11になって、この「フォト」アプリはマイクロソフトによる大幅な機能強化が繰り返され、単なるビューアーから「軽快な画像編集ツール」へと、劇的な進化を遂げているんです。

特に、AI技術を活用した編集機能の搭載は目覚ましく、これまで専門的な知識や高価なソフトウェアが必要だった高度な画像処理が、誰でも直感的に、そしてもちろん 無料 で利用できるようになりました。

「画像編集は難しそう…」と感じていた初心者の方も、「サクッと編集したいだけなのに…」と思っていた僕のような面倒くさがりの方も、この新しい「フォト」アプリを使えば、あなたの創造力はもっと自由に、もっと手軽に解放されるはずです。とてもシンプルでいいですよ。これで十分だという人はきっと多いはず。

それでは、その驚くべき機能の数々を、早速見ていきましょう!

機能1:まるで消しゴムマジック!不要なものを一瞬で消す「スポット修正」

「この写真、この人さえいなければ最高なのに…」
「せっかくの風景写真なのに、電線が雰囲気を台無しにしてる…」

観光地での記念写真、美しい風景写真、フリマアプリに出品する商品の物撮り…。完璧だと思った一枚に、予期せぬ「邪魔者」が写り込んでいてガッカリした経験、誰にでもあるのではないでしょうか。

そんな「あー、これさえなければ…」という悔しい思いを、一瞬で解決してくれるのが、この「生成消去」機能です。

Google Pixelの「消しゴムマジック」が有名ですが、それに匹敵するような機能が、なんとWindowsに標準搭載されているんですよ。これ、すごくないですか?

こんな時に便利!「スポット修正」の活用シーン

  • 観光地での記念写真に写り込んだ他の観光客
  • 美しい風景に入ってしまった電線やゴミ、看板
  • 商品写真の背景にある、ちょっとしたホコリや余計なモノ

この機能を知ってから、僕は撮影時に「人がいなくなるまで待つ」というストレスからかなり解放されました。多少の映り込みなら「まあ、あとで消せばいっか」と思える心の余裕、これが本当に大きいんですよ。

実際の使い方を3ステップで超かんたん解説!

では、実際の使い方を見ていきましょう。あまりに簡単で拍子抜けするかもしれません。

  1. 写真を開いて「編集」ボタンをクリック
    まず、修正したい写真を「フォト」アプリで開きます。すると、上部左側に「編集」(ペンのアイコン)というボタンがあるので、これをクリックします。
  2. 上部メニューから「レタッチ」を選択
    編集画面に切り替わると、上部に「トリミング」「調整」「フィルター」「マークアップ」「消去」「背景」といったメニューが並んでいます。この中から 「消去」を選びましょう。
  3. 消したい部分をブラシでなぞるだけ!
    「消去」を選ぶと、「生成消去」という項目が表示されます。あとは、マウスポインターがブラシに変わるので、消したい対象物をクリックするか、ドラッグして塗りつぶすだけ。

たったこれだけです。AIが周囲の背景を自動で解析し、まるで最初から何もなかったかのように、自然に塗りつぶしてくれます。ブラシのサイズはスライダーで調整できるので、電線のような細かいものから、人物のような大きなものまで、対象に合わせて変更するとよりキレイに仕上がります。

もし失敗しても大丈夫。「Ctrl + Z」でいつでも元に戻せますし、「元に戻す」ボタンでもOKです。気軽に試せるのが嬉しいポイントですよね。

生成消去機能のビフォーアフター。修正前の画像には箸が写り込んでいるが、修正後の画像では自然に消えている。

この手軽さと精度の高さは、まさに「魔法の消しゴム」。ぜひ、あなたのPCに眠っている「惜しい写真」で、この感動を味わってみてください。

機能2:一瞬でプロ並みの切り抜き!「背景のぼかし、削除、置換」

次に紹介する機能もすごく便利な機能です。それが 「背景」編集機能。

SNSのプロフィール写真や、フリマアプリの商品写真で、被写体だけをクッキリと際立たせ、背景をスッキリさせたいと思ったことはありませんか?

これまでは、Photoshopなどの専門的なソフトで「ペンツール」や「クイック選択ツール」を駆使して、被写体の輪郭をチマチマと選択していく…という、非常に根気のいる作業が必要でした。正直、めちゃくちゃ面倒くさい。

ところが、「フォト」アプリなら、その面倒な作業がほぼワンクリックで完了してしまうんです。

こんな時に便利!「背景」編集の活用シーン

  • 人物だけを切り抜いて、SNSのアイコンにしたい
  • フリマアプリに出品する商品だけを切り抜いて、清潔感のある出品画像を作りたい
  • 背景をぼかして、一眼レフで撮影したようなおしゃれなポートレート写真にしたい
  • プレゼン資料で、特定の人物や製品の画像だけを貼り付けたい

特に、ブログを書いている僕にとっては、製品レビュー記事などで、背景のゴチャゴチャを消した「ブツ撮り写真」が簡単に作れるようになったのが革命的でした。

選べる3つの効果!使い方をかんたん解説

使い方は、これまた驚くほどシンプルです。

  1. 写真を開いて「編集」ボタンをクリック
    先ほどの「生成消去」と同様に、写真を開いて「編集」ボタンを押します。
  2. 上部メニューの「背景」を選択
    編集画面の上部メニューに、「背景」という項目が追加されています。これをクリックします。
  3. 「ぼかし」「削除」「置換」から好きな効果を選ぶだけ!
    「背景」をクリックすると、AIが自動的に写真の中の「被写体」と「背景」を認識します。そして、以下の3つの選択肢が表示されます。
    • ぼかし:
      背景だけを自然にぼかします。「ぼかしの強さ」もスライダーで調整可能。F値を下げて撮影したような、プロっぽいポートレートが簡単に作れます。
    • 削除:
      背景を完全に削除し、被写体だけを切り抜きます。背景は透明(アルファチャンネル付き)になるので、このままPNG形式で保存すれば、他の画像と合成する際に非常に便利です。
    • 置換:
      背景を削除し、単色の背景色に置き換えます。カラーパレットから好きな色を選べるので、例えばメルカリの出品画像用に、商品を白背景で統一したい場合などにめちゃくちゃ役立ちます。

AIによる自動選択の精度はかなり高いですが、もし「髪の毛の一部が背景として認識されてしまった」といった場合は、「背景ブラシツール」を使って手動で修正することも可能です。「マスクの追加」と「マスクの削除」のブラシを使い分けて、選択範囲を微調整できるので、こだわりの切り抜きも実現できます。

「背景」機能の比較。背景を削除して透明にした写真。

この機能のおかげで、画像編集のハードルが劇的に下がりました。資料作成やSNS投稿のクオリティが、間違いなく一段階アップしますよ。

まだまだある!知っていると差がつく便利機能

「スポット修正」と「背景」機能だけでも十分すごいのですが、新しい「フォト」アプリには、他にもかゆいところに手が届く機能がたくさん搭載されています。いくつかピックアップしてご紹介しますね。

  • 豊富な「フィルター」
    Instagramのように、ワンクリックで写真の雰囲気をガラッと変えられるフィルターが多数用意されています。「自動補正」でナチュラルに仕上げるもよし、「クール」「ウォーム」といったフィルターで印象を操作するもよし。凝ったことをしなくても、これだけで写真が見違えることも多いです。
  • 基本の「トリミングと回転」
    もちろん、画像の切り抜き(トリミング)や回転、反転といった基本的な機能もバッチリです。SNS用に正方形に切り抜いたり、ちょっと傾いてしまった写真を水平に直したり、といった作業も直感的に行えます。
  • プロ級の「調整」機能
    「調整」タブを開けば、「明るさ」「コントラスト」「露出」「彩度」などをスライダーで細かく調整できます。ちょっと暗く写ってしまった写真を明るくしたり、料理の写真をより美味しそうに見せるために彩度を上げたりと、こだわりの調整が可能です。

これらの基本的な機能が、軽快な動作で、かつ使いやすいUIにまとめられている。これこそが、新しい「フォト」アプリの真骨頂だと言えるでしょう。

まとめ:創造力を刺激する Windows 11の「フォト」

いかがでしたでしょうか。

Windows 11の「フォト」アプリは、もはや単なる「写真を見るためのソフト」ではありません。

  • 写り込んでしまった不要なモノを、魔法のように消し去る「生成消去」
  • 面倒な切り抜き作業をワンクリックで終わらせる「背景」編集機能
  • その他、豊富で使いやすい基本的な編集機能の数々

これらの機能が、すべて無料で、あなたのWindows PCにはすでに備わっているのです。

わざわざ高価で複雑な画像編集ソフトを新たにインストールしたり、月額料金を支払ったりする必要はありません。ブログ用の画像加工、SNSへの投稿、仕事の資料作成など、日常のあらゆるシーンで、この「フォト」アプリがあなたの強力な相棒となってくれるはずです。

AIの進化によって、これまで専門家のものだったクリエイティブな作業が、どんどん身近なものになっていますよね。今回紹介した「フォト」アプリも本当に便利に進化してくれてありがたいです。

ぜひ、この記事を読み終えたらすぐに、「フォト」アプリで編集してみてください。そしてその驚きの性能を、あなた自身の手で体験してみてください。きっと、写真を見返すのが、そして編集するのが今まで以上に楽しくなるはずですから。

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